着用する乳房再建。もうひとつの本音。①

ブラジャーを着ける意味と意義、装い、女性の美健の視線から、

バストメイクの仕組み、ブラジャーの設計の知見から、

乳房再建について調べた2011から2013年。

自家組織の医師、最新治療と言われる医師、あらゆる医師をまわり、

人工乳房のスクールに行き、

アラガン社へも取材に行き、

自分の望むものはないとわかり、絶望しました。

 

これから保険適応に向け本格始動というアラガン社の広報で、

「わたしは乳房再建手術に何の期待も持てません。乳房再建手術は必要悪だと思います」と

言ってしまいました。

 

乳房再建手術は、それでもやむにやまれず、生まれたものなのでしょう。

それがいつしか、まるで元に戻れるような宣伝で、みんな元に戻れると思っています。

当事者は口では「元は無理でも、、、」と言っていても、期待のハードルは高く、

事実とは乖離しています。

かたちの違和感、左右非対称、身体的な違和感、生活シーンでの違和感を、想像させられていない。

想像できていない。のが問題です。

でも医師にはわからないことだし、ご当人も初めてのことで、わからないのは仕方のないことです。

想像できたBRALABOのお客様は、「乳房再建手術をしない」という選択になるんですけど。

想像できてても、ナイことの不具合と再建胸がアルことの不具合を、天秤にかけ、後者を受け入れた方なら、いいと思うのですけど。

医療となれば信頼、期待を人はするのだと思います。再建胸がアルことの不具合なんて考えないのだと思います。

 

なので、今、保険適応のシリコンインプラントの代替え承認が急務なのではなく、

命のためにバストを失った人の再建が、シリコンインプラントで行われること自体がいいことなのか、どうなのか、検討することが急務なのだと思います。

かたちの違和感、左右非対称、身体的な違和感、生活シーンでの違和感

悪性リンパ腫発生についても、

改善できないなら、本当に必要悪だと思います。

そしてそれが自家組織だろうとも(お腹や背中の方もがん発症ではなくとも、他の病の発症はされていますし)

乳房組織とは違う素材での形成というものの精一杯(限界)なんだと思います。

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