開発者の想い・開発背景 

開発者西沢桂子プロフィール


12871484_1080786778644341_4373940649195308267_n
株式会社BRALABO代表取締役。雑誌や広告のスタイリスト、編集者としてキャリアを重ね現在は、下着の専門家として活動。BRALABOの運営を中心に、バンタンデザイン研究所ランジェリーデザイン科講師、メディアで下着の指南役、下着ビジネスのコンサル、通販商品の企画監修、エステサロンブランドの商品企画などを担う。また装いコンサルタントとして、ミスユニバース新潟ビューティキャンプの講師を経験、テレビ局主宰のカルチャースクールで講師を務る https://nishizawakeikço.com

裸姿<洋服姿。「装い」とは社会生活であり日常生活であり、自分らしさであるから


着用する乳房再建・バストデザインツインセットを開発製造販売している、株式会社BRALABO代表の西沢です。わたし自身は下着の企画、プロダクトデザイナーです。専門学校のランジェリーデザイン科で講師も務める、ブラジャーの設計やバストメイクの仕組みについて、専門的な深い知見を持つひとりです。

2011年に乳がんに罹患したことをきっかけに、再建手術について多くの医師や患者会を回り調べて、アラガンジャパンにサイズ設計について取材に行き、人工乳房作製の体験スクールを受講しました。

そこでわかったことは、

・女性が美健のため日常的にワイヤーブラジャーを着けているということが、取り込まれていないこと。

・ワイヤーブラジャーカップに入ったバストは下垂や広がりが整い、裸のかたちと違うことが、認識されていないこと。

・再建手術でつくったバスト(自家もインプラントともに)、人工乳房は、動かないことが認識されていないこと。

「欠損した人体を補う」というコンセプトの再建手術(自家組織、インプラント)人工乳房は、ワイヤーブラジャーに入りませんでした。

ワイヤーブラジャーを着けてバストを整えていないと健側が平たくなり、下垂してきます。またバストをリフトアップしていないと、背中は丸まり、腹部がでてきます。試しにバストを手持ち上げてください。上体が起き、背中が伸び、肩がひらき、お腹の段がなくなりますよね。

また下垂したかたちで洋服を着ると、洋服とシルエットが合わず、身なりの整った印象から離れてしまいます。

ワイヤーブラジャーが正しく着けられない。当たり前の身だしなみができない。美健を損なう。ということから、ブラジャーの設計、バストメイクの仕組みの知見を基に開発しました。

2014年よりオリジナルブランドBRALABOのエジングケアのブラジャー「西沢式フィッティグブラジャー」を提供する中で、わたしと同じ乳がんを経験された方との出会いがあり、

乳がん用ブラジャーとパッドで補正した方は、「パッドがズレて飛び出る」。人工乳房を買った方は「接着に時間がかかって大変」。再建手術をされた方は「身体違和感やかたちが悲しい」と。皆さん、様々な悩みを抱いていました。

そして「ワイヤーブラジャーを着けてきちんと整えたい」「左右対称になりたい」「整ったバストラインでお洒落を楽しみたい」という願いを持っていました。

その願いを叶えるには、再建手術や人工乳房とは異なる、ワイヤーのブラジャーカップで整えバストアップした、バストラインを表現する方法がやはり必要でした。

「美しくあること」「整えること」は女性の身嗜みであり知性であると考えるブララボでは、仕方ないでは済ませたくない女性のために、2015年に「西沢式バストアップ型パッド」を完成させて、

「西沢式フィッティングブラジャー」と「西沢式バストアップ型パッド」による、バストデザインツインセットの販売を開始致しました。

医療や補正具の世界とは違う、「装い」=「社会生活」「日常生活」ということを重視した企画開発。ファッションと下着の現場からの美意識や価値観が、乳房切除という衝撃的で過酷な経験を乗り越える助けとなり、これからも自分を肯定し大切にし、命と人生を輝かせて欲しい。そんな想いで提供をしています。

また何より、乳がんの後に再建手術で苦しむ人をなくしたい。早く日常に戻り自分の人生を生きて欲しいという思いも大きいです。

たったひとつの身体。一度だけの人生のために、

身体もお金も時間もやりたいことも犠牲にしない。そして左右対称で格好の良い乳房再建と自負しております。

でもわたしが一番望むことは、乳がんのない世の中。乳がんでバストを失うことのない世の中。そうなる日が来るのを願いながら、今は、自分の持ち場から精一杯の努力を尽くしていきたいと思っております。

トップページに戻る