SNSは嫌いなお客様が「知らせないって申し訳ない気がしてきた」とオンライン患者会に投稿くださった原稿

お客様はあるきっかけから、メディアより電話取材を受けたとのこと。その時に、「わたしは再建手術はしていないけど、BRALABOというところで、思い通りにしてもらって、早くに自分の生活を取り戻したました」とお話ししたところ、取材相手の方から「ブログを書いて発信すればいいのに」と言われたそうです。その時は「わたしは SNSは嫌いなんです」(はい。わたしも察しておりました。ブララボのお客様は皆さんそうだと思います)と言ったものの、、、、

「自分だけBRALABOで良くしてもらって満足していて、、これを他の人たちに知らせない。教えないって、なんだか申し訳ない気がしてきました」と。

そして、自分の経験、選択が誰かの役に立ったらと、あるSNSに投稿をされたそうです。しかしなんらかの理由で投稿は削除となったそうで、その原稿をわたしにくださいました。

とても慎重に素直に、今悩んでいる方に役に立つならという思いが綴られています。許可を得て原文そのまま添付致します。


 

《乳房再建について悩んでいる方へ》

少しでも私の経験がお役に立てればと思い、投稿することにしました。

私は、乳がんにより、左胸全摘出手術を行いました。しかしながら、手術による乳房再建はしていません。それでも、満足のいく左胸を手に入れ、毎日好みのお洋服を着て、病気をする前と同様の生活を送っています。

それは、【BRALABO(以下、ブララボ)】という存在を知り、自分なりに調べ、考え、納得のいく形で、自分らしい乳房再建が出来たからです。

ブララボは、オーダーメイドのシリコン乳房と、オリジナルのブラジャーによって、衣服を着た状態での左右対称の乳房を再現するというものです。バストとブラジャーの専門家である方が、ご自身の乳がん体験を通して、納得するおっぱいにしたい!と開発されたものです。(注意:シリコン製のオーダー人工乳房を専用の医療用粘着剤・皮膚保護剤を使用して装着するものではありません!)


 

ここからは、私が乳房再建を考えるにあたり、ブララボを選択するに至った経緯をお話ししたいと思います。

以下、長文になりますが、ありのままの葛藤を明記することが、同じ悩みを持たれている方に伝わるのではと思い、私なりの言葉で綴っていきます。

私は現在32歳、5歳の息子を持つ主婦です。

29歳の時に左胸に乳がんが見つかり、半年間の抗がん剤治療、左胸全摘出手術、放射線治療を行いました。

手術に伴い、医師からは、私の年齢と左右差が出る見映えなどを考慮し、インプラントによる同時再建をすすめられていました。

 

私自身も、「(手術による)再建ってするものなんだ」と思っていました。

 

私の場合は、手術前に抗がん剤治療をしたため、乳房再建について考える時間が半年間ありました。

 

そこで、本を読んだり、乳房再建を行なっている先生のセミナーを聞きに行ったりして、自分なりに乳房再建について勉強しました。

また、患者会などに参加し、実際に再建された方の胸を見せていただいたり、生の声を聞かせていただいたりしました。

インプラントによる乳房再建、自家組織による乳房再建、それに加えて乳頭・乳輪再建の方法を調べ、それぞれのメリット・デメリットを徹底的に考えました。

 

乳房再建について調べ、考えるほどに、私の場合は左右均一の胸を再現することが難しいことや、手術に伴うリスク、ブラジャーがズリ上がるなどの日常の不快感など、様々なデメリットが浮き彫りになり、手術による乳房再建について、モヤモヤした気持ちが募っていきました。

 

そこで「そもそも乳房再建する目的は何か?」を考え尽くしました。

 

私が乳房再建をするのは、乳房損失による喪失感を和らげ、お洋服を着たときの違和感をなくし、今までの日常を取り戻すことにあると、思いました。

 

これらを踏まえると、乳房再建に求めるものは、左右均一の乳房形成、痛み・違和感のない生活、メンテナンスの簡易さにあると、自分自身の心を整理させていきました。

 

なんとか良い方法はないかと、乳房再建に関するセミナーや講演会を検索していく中で見つけたもの。

 

それが、ブララボでした。

 

「乳がんでも美胸」という謳い文句に惹かれ、お話を聞くために相談会に参加しました。

 

上記の通り、ブララボは、オーダーメイドのシリコン乳房と、オリジナルのブラジャーによって、衣服を着た状態での左右対称の乳房を再現するという、バストとブラジャーの専門家である方が、ご自身の乳がん体験を通して開発したものです。(詳細は、こちら→ https://bralabo.com/

 

お話を伺う中で、「胸は、裸の状態とブラジャーにおさまっている状態では、形が違うのよ。だから、裸の状態で左右対称の乳房再建をしても、結局再建した方の胸はブラジャーにはうまくおさまらないから、お洋服を着た時に左右対称にならないのよ。」という言葉に、目から鱗がポロポロと落ちました!

 

ブララボでは、ブラジャーに入った状態の胸の形のシリコン乳房を作成し、それをブラジャーに入れることで左右対称の乳房を再現するのです。

 

手術を伴わないため身体的負担がないことや、お洋服を着たときの左右対称を再現できること、メンテナンスの容易さや、実際に利用している方のお話を聞いて、ブララボでの乳房再建に心惹かれていきました。

 

最大の懸念事項は、乳房の喪失感を拭えるかどうかでした。

 

シリコン乳房をブラジャーに入れて、膨らみを再現するので、全摘出手術をした身体は、そのままなのです。お風呂に入るたび、着替えをするたびに、胸のない身体を目の当たりにしなければなりません。

 

主人と何度も話し合いを重ねました。

幼い子ども(当時3歳)に、左胸のないママを受け入れてもらえるだろうかと悩み抜きました。

 

①インプラントによる乳房再建

②自家組織による乳房再建

③ブララボ

④人工乳房(接着剤で着脱するもの)

と、自分なりに考えられる4つの乳房再建を机の上に並べ、それぞれの方法とメリット・デメリットを整理し、自分自身の乳房再建の目的と心をすり合わせていきました。

 

時間をかけて考え抜いたことで、子どもに対しても「おっぱいがあろうが、なかろうが、ママがママであることに変わりはない!」と胸を張って言えるようになりました。

もともと私の意思を尊重してくれていた主人にも安心してもらえるようになりました。

 

このようにして、私は、手術を行うことなく、左右対称の乳房を再現でき、日常生活の支障が小さい、「ブララボ」を選択したのです。


 

乳がん患者さんの中には、すぐに手術しなければならず、早期に手術方法や再建方法の選択を迫られる方々もいらっしゃると思います。

 

私自身も半年の時間かなければ、じっくり考えることなく、手術による乳房再建を選択していたと思います。

 

もちろん、手術による乳房再建をして、幸せに暮らしている方もいらっしゃいますし、手術による乳房再建を非難や否定するつもりはありません。

 

ただ、「手術による乳房再建をしない」という選択肢もあるのだということが、もう少し広まってもいいように思っています。それに、手術をしないだけで、お洋服を着れば胸がないことなんて全く分からない方法があるのです。

 

個人的なことをお話しすると、私はSNSが苦手で、閲覧することはあれど、自ら投稿することはほとんどありません。

それは、不特定多数の相手に誤解なく、正しい情報を伝えられる自信がないからです。

 

今回、投稿しようと思ったきっかけは、アラガンのリコールがあったと知ったからです。

正直に言うと、アラガンのリコールも、ブララボに追加オーダーしたブラジャーを取りに行った際に、教えてもらうまで知りませんでした。

 

インプラントでの乳房再建を行なっていたならば、最も関心ごとの高いニュースだと思いますが、それですら気に留まらないほど、息子との長い夏休みを慌ただしく過ごす日常生活に戻っていました。

 

現時点(2019年9月)で、アラガンのリコールにより、乳房再建について悩まれている方がいると知り、自らの経験が役に立つかも知れないと投稿するに至りました。

 

先述したように、ブララボはブラジャーのプロの方がご自身の乳がんをきっかけとして開発されたもので、世間一般に周知されているものではないと思います。

 

だからこそ、ブララボという存在を知らずに悩まれている方に、ブララボを知ってもらい、選択肢を広げてもらえたらと思いました。

 

私が経験したこと、選択したことが、これを読んでくださった方のお役に立てることを願っております。

 

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